【スポーツ障害】

 
ゴール前の踏ん張りは心肺機能に左右されます。無駄な動きがない適正な運動は、平衡感覚など錐体外路系や脊髄反射に誘導されます。
競技会で勝つためには内臓器官のコンディション管理が大切です。

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野手の野球肘

野手の野球肘
症例 10代 男性 野球部

初回 
投球時に肘の内側に痛みがあり、しばらく辛抱しながら練習を続けていた。しかし改善しないため不安になり受診された。投手ではないが、いわゆる野球肘の状態だった。少し休んで治療に専念する方が良いが、レギュラー争いのため練習は休みたくないようだった。肘の周囲の筋肉に強い筋緊張がある。呼吸器系の反応点と前腕の筋肉を中心に治療をおこなった。
       
2回目
前回の治療で改善があったようだが、まだ違和感は残っている。今回の治療後、肘周辺の筋肉の緊張はかなり改善が見られた。監督の先生に覚られないように気をつけながら、肘に負荷がかからないように、工夫して投げることを勧めた。

3回目
前回の治療後は練習中、痛みをほとんど感じなかったようだ。傷めている筋肉の反応は改善していた。そのため痛みが再発したとしても対応できると判断し、強めに投げてみるように伝えた。

最終
投球時に違和感は、なくなっていたようだ。今後、痛みが出たら我慢せず、すぐに治療に来ることと内臓も含めたコンディションづくりが大切なことをお話した。

治療のポイントと反応点の状況
肘の内側の筋肉の緊張を緩和することを最優先させた。肺や気管等の反応点も同時にケアしていった。

治療の経過と感じたこと(感想)
傷めた部位から、呼吸器系の不調を疑ったがさほど悪くなかった。治療に来られた時は改善していたが、肘を傷めた時には呼吸器に不調があったのだと推測できる。おそらく風邪気味だったのだろう。コンディショニングの治療を実行していれば防げたケガだと思われた。

反応点治療研究会
三田市 岸本鍼灸治療院 岸本直樹

高校球児の腰痛


初診
大会1ヶ月前から腰を痛めていたが、大会直前のグランド練習にて腰部に強い痛みを覚え練習をストップした。そして少し足を引きずりながら来院した。選抜高校野球出場校のレギュラー選手だ! なんとか出場させたいと顧問の先生と共にやって来た。
立位や座位、前屈時に痛みが走る。左腰背部から殿部にかけて広い範囲で反応が見られた。

二回目
午前のグランド練習後に来院。まだ前屈時に痛みが認められるが、昨日に比べ痛みの範囲が小さくなった分、動きはスムースになったようだ。

三回目
治療後は痛みが軽減するが、練習すると徐々に痛みが出てくると訴えた。治療後、痛みが軽減され、動きやすくなる。若干、不安感は残るものの、試合に出場できるまで回復したと思われる。
 大会の3日前となり本日が最後の治療となった。

治療ポイントと反応点
耳、のど、胃、小腸、下行結腸、直腸に反応がみられた。特に直腸の反応は顕著であった。毎回、反応点の回復には時間がかかった。

考察
普段から辛いものをよく食べたり、練習中、脱水を予防するために水分補給を欠かさないことから下痢が多い。直腸の反応の戻りが悪い点を考えると、腰痛の原因に腸の状態が関わっていると思われた。下痢など腸の症状がある場合、反射性に腰部の筋肉を緊張させることがあり、単純な筋肉疲労と捉えるのは危険である
今回の症例では、スポーツに取り組む選手の普段の体調管理=コンディショニングがいかに大切かを再認識させられた。平素から筋肉の状態だけではなく内臓機能にも目を向ける指導が、彼らに求められていると感じた症例である。

反応点治療研究会
大阪市 こころ はり灸治療院 中間善也

右側テニス肘の痛み

(タイトル)右側テニス肘の痛み
10代 女性
初回
2週間前にテニスの練習中に突然、右肘が痛くなり近くの整形外科を受診。X線検査では骨に異常無し。筋を違えたのでしょうと言われ、痛み止めと湿布を処方され、固定帯を付けた2週間、毎日レーザー治療を続けたが、顕著な改善はみられなかった。医師からは短期間では効果がでないので続けなさいと言われたが、もう二度とテニスが出来なくなるのではないか、と不安で堪らない様子で来院された。
 痛みを訴える肘関節以外では、鼻、咽、肺に反応点が見られた。

二回目
2週間変わらなかった痛みが随分楽になり、就寝中痛みで目が覚めることがなくなった。安静時にあった突っ張り感が無くなった。初回に見せた曇った表情は明るく、笑顔が見られた。
三回目
鼻、咽、肺の反応が良くなってきた。筋肉の緊張が緩み、動作時の痛みも改善し、軽い球なら打ち返しても痛みが出ないようになった。引き続き、自宅でのセルフケアをする様に指導した。
最終
鼻、咽、肺、肝臓の反応が改善され、頚肩部、背部の筋肉や腕の筋肉の緊張がなくなり、痛みは完全に消失した。また、以前よりも上半身が軽く動かせるようになり、練習試合では、よく勝てる様になったと喜んでいた。
現在、治療は終了したが、毎日セルフケアを続けながら、試合にむけて日々、練習に励んでいるようである。

治療のポイントと反応点の状況
右肘関節周辺、頚肩部、背部の筋肉の緊張を解消した。咽、鼻、肺、肝臓の反応を改善した。

治療の経過と感じた事
咽、鼻、肺の反応が特に酷かったが、改善するにつれて、頚肩部〜上肢にかけての筋肉の緊張が解消された。この事から、呼吸器系の不調が上肢などの筋肉を過度に緊張させ、怪我を引き起こしたと考えられた。

反応点治療研究会
松浦 宏光

クラッシックバレエによる 左外側側副靭帯損傷

タイトル:クラッシックバレエによる 左外側側副靭帯損傷
症例 30代 女性

初回
膝を腫らし、足をひきずりながら深刻な面持ちで来院された。クラッシックバレエの講師を務めながら劇団の舞台で主役を務める彼女は、四ヶ月間整形外科に通院したが思わしい改善が見られないようだ。「もう踊れないのではないか」と不安感に襲われていた。

2回目
一週間後に来院。治療を受けると重たい足の状態が軽くなると笑顔が見られた。

5回目
足を引きずることなく来院してきた。本人も舞台復帰の目標が見えてきたようだ。

最終
膝の回復は順調である。
今は痛みに耐えていた間に落ちた筋力を元に戻すトレーニングを続けながら、疲労の回復を目的に一週間に一度の通院を継続している。

治療ポイントと反応点治療の状況
のど、気管、耳、下腹部、殿筋、下肢の筋肉にアプローチした。毎回、殿筋の反応が際立っていた。

治療の経過と感じたこと
膝の靭帯が損傷していると言われ、患者さんの不安は計り知れないと思われた。殿部や下肢の筋肉の緊張をとることで、膝の痛みや膝関節の運動が改善されたと考えている。たとえ靭帯損傷との診断があっても、その関節をとりまく筋肉の緊張をとることによって、
痛みをなくすことは可能であることが明らかになった。

反応点治療研究会
大阪市 こころ はり灸治療院 中間善也

高得点をマークした体操選手

高得点をマークした体操選手
症例 10代 女性

初回
腰痛治療の体操選手に、週1回の鍼灸治療を行なった。痛いところだけを治療すると思っていた本人に、体調管理と平衡感覚が大きなテーマであることを伝え、耳と腹部と肩と腰部に治療を行った。週1回の治療を実施し、トレーニングを行うことを確認する。

10回目
腰の違和感がなくなり、練習も動きやすくなった。特にひねりや回転運動で着地の先取りが行えるようになってきた。平均台もふらつきが少なくなって、自信をもって演技することができるようになった。

最終
肩やアキレス腱などに負担をかける練習が増えるに伴い痛める場所が増えてきたが、それらの痛みは鍼灸治療により容易にとりのぞくことが出来た。さらに耳・腹部・下肢外側の筋肉を治療することで、平均台やその他の種目に安定感がみられた。試合でも高得点をマークし、チームに貢献できた。

治療のポイントと反応点の状況
耳、下肢外側の反応点を治療した。左の耳、下腹部の反応点はひどかった。右肩や首の筋肉やアキレス腱の反応点を解消させた。

治療の経過と感じたこと
週1回の治療により、練習のみならず、試合本番の会場の雰囲気の中、自信をもって演技が出来たようだ。単に痛む場所をケアするのではなく、耳や下肢の筋肉に代表される平衡感覚のコンディションづくりに鍼灸治療は最適であると確信した。
週1回の治療ではあるが、体調を整え(耳や下肢の筋肉)の:ケアが、練習だけでなく、怪我の予防や選手の自信につながったと考えている。

反応点治療研究会                                    
明石市  片桐はり灸院  片桐幹雄

Appendix

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Author:hannoten01
反応点治療研究会
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